慶應義塾大学病院 形成外科学教室 慶應義塾大学病院 形成外科学教室

教室紹介

55年の歴史の上に

当教室は1963年に設立された、日本で開設されたもっとも古い形成外科のなかのひとつです。形成外科の対象とする疾患は多岐にわたるために、一人の形成外科医がそのすべてに精通するのは残念ながら、不可能です。そのため今、多くの大学病院が特徴を出し、患者集約のために専門性を掲げております。しかしながら、サブスペシャリティの選択の幅が狭くなるだけでなく、専門医取得が困難となります。当教室には各々ほぼすべての領域の専門医がおり、形成外科が対象とするほぼすべての疾患を扱っています。それが当教室の特徴の一つです。

  • ・救急医療としての熱傷・顔面骨骨折
  • ・口唇口蓋裂・頭蓋縫合早期癒合症・小耳症・眼瞼下垂・合多指症などの先天性疾患
  • ・巨大色素性母斑、神経線維腫I型やなどの皮膚疾患や軟部組織悪性腫瘍の再建
  • ・ケロイド・肥厚性瘢痕
  • ・褥瘡・放射線・糖尿病性潰瘍
  • ・乳癌切除後の乳房再建
  • ・頭頚部再建・顔面神経麻痺再建などのマイクロサージャリー
  • ・レーザー治療

また、いくつかの分野ではパイオニア的存在であり、日本マイクロサージャリー学会、日本シミュレーション外科学会、日本頭蓋底学会、日本レーザー学会ではその発足の中心的役割を担いました。そして、わが国の小児医療の中心的な存在である国立成育医療研究センターや東京都立小児総合医療センターと連携しており、先天性疾患の治療実績は日本有数となります。

学会活動

形成外科の関連する各学会では、シンポジウム、パネルディスカッションの他、一般演題を含めた学会発表の他、各種委員などを務め、学会活動を第一線で積極的に行っています。

<国内学会>

日本形成外科学会及び東京地方会、日本マイクロサージャリー学会、日本シミュレーション外科、日本頭蓋顎顔面外科学会、日本創傷治癒学会、日本再生医療学会、日本炎症・再生医学会、日本創傷外科学会、日本口蓋裂学会、日本癌治療学会、日本頭蓋底外科学会、日本組織工学会、日本頭頸部癌学会、日本顔面神経研究会、日本形成外科手術手技学会、日本レーザー医学会、日本先天異常学会、日本熱傷学会、日本外科系連合学会、日本美容外科学会、日本頭頸部癌学会

<国際学会>

国際形成外科学会(IPRAS)、アジア形成外科学会、ヨーロッパ形成外科学会、米国形成外科学会(ASPS)、日中形成外科学会、日韓形成外科学会、国際頭蓋顔面学会(ISCFS)、ヨーロッパ頭蓋顔面学会(ESCFS)、アジア太平洋頭蓋顔面学会(APCA)、国際口蓋裂学会(ICCPCA)、米国口蓋裂学会(ACPA)、国際コンピューター支援外科学会(WSSS)、国際創傷治癒学会、国際美容外科学会(ISAPS)、国際熱傷学会

研究活動

解剖学教室をはじめとする基礎研究教室や放射線診断科と連携して、下記のテーマで班別に研究活動を行っています。

  • 1.再生医学
     i) 皮膚付属器を含めた完全な皮膚再生
     ii) 毛包再生
     iii) 微小循環を有する組織の構築
  • 2.創傷治癒、ケロイド・肥厚性瘢痕のメカニズムの研究
  • 3.血管解剖に基づいた皮弁血行の解明
  • 4.新たな検査方法による顔面、躰幹の計測と臨床応用

カンファレンス

毎週火曜日、木曜日にカンファレンスを開催しています。

火曜日は術前カンファレンスとして、次週・次々週に予定している手術患者のプレゼンを行うことで、わかりやすい症例提示の発表方法について学びます。また自身が執刀医になった場合にどういった手術を立案するかをその根拠とともに発表し、実際に執刀医がどういった手術を予定しているのか、その計画と照合することで、手術計画の立て方についても学びます。

木曜日は術後カンファレンスとして、助手として参加した手術のイラストを描き、発表することで、その手術の理解をより深めてもらいます。

その他月1回、ネットカンファレンスとしてインターネットを利用し、当科関連施設の医局員が意見を交換し合い、様々な新しい知見を手に入れることによって、慶應義塾大学医学部形成外科全体の質を高めています。

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© 2019 Department of Plastic and Reconstructive Surgery, Keio University School of Medicine