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ご挨拶
慶應義塾大学の形成外科は1963年に設立された、日本で開設されたもっとも古い形成外科のなかのひとつです。
慶應義塾大学の形成外科が目指すもの、それは完成された手術です。
形成外科は、先天異常や外傷、腫瘍切除後などに足りない組織を他の組織で補う手術を中心に行っています。完成された手術とは、手術後に変形や機能が正常に再建され、採取した部分に対しては低侵襲で、しかも傷跡が跡形なく再生されているものです。このような夢のような手術を完成させるのはまだ先のことになりますが、体表面の血管解剖の理解に基づいた皮弁の改良や、昨今の再生医療に基づいた新たな知見の導入などにより、さまざまな部位の欠損に合わせて、機能的にも整容的にも満足のゆく、完成された手術に一歩一歩近づくことができてきています。
私たちの診療を受けられたすべての患者さんにご満足いただける医療を提供できるよう心がけております。